ドーナツホールから見える宵闇

なんとなく思ったことを書いてます

臆病者の自己愛

フットワークが軽くなりたい。

 

今月、職場の歓送迎会があるんだけれど、いつもの通りに欠席に丸をつけた。

人が好きで、関わりたいと思っているけれど、同じ分だけ人が怖い。

距離が近づけば近づく程に自分の嫌なところも見せるし、相手の嫌なところも見えてくる。

連日流れる不穏なニュースを見ては「やっぱり人と関わるもんじゃない。」なんて思想が強くなる。

元々人付き合いが下手で、会話も下手で、学生の頃からグループ内で浮いてしまいがちだった。

だから余計に。誰かと仲良くできる想像がつかない。

 

それでもなぁと思うの。

毎日のように漫画やアニメや海外ドラマなんかの二次元に浸っていると寂しさを忘れる。

でもテレビを消した瞬間、スマホを置いた瞬間、その物語から意識が外れた瞬間、「あ、私、誰とも繋がっていない」って気付く。

送りたかった青春を仮想体験しても、現実に戻ってきたら何も残っていない。

携帯の連絡先が増えるわけもないし、気軽に話せる友達はやっぱりいないままなのだ。

 

もっと気軽に出かけた方が良いのは重々承知。それでも踏み出せない一歩は何なんだろう。

気を使いすぎて疲れちゃうというのが大きいんだけれど、それは相手の事を思いやってではなくて、自分が嫌われたくないという自己愛でしかない。

 

自然体で関われたらいいのになぁ…。それで嫌われてしまっても仕方ないってあきらめきれたらいいのに。

 

どうして人は人を傷つけてしまうんだろう。

どうして“みんな仲良く”は実現できないんだろう。

どうして相手のことが分かってあげられないんだろう。

 

自分ができない沢山の「どうして」と向き合ってみるけれど、いつも答えは掴めないまま。