ドーナツホールから見える宵闇

なんとなく思ったことを書いてます

夢から現実に戻るのは意外と大変

最近、夢を忘れる。

ハッと目が覚めて「ああ、夢で良かった」そう安堵する。

ノロノロと起き上がって覚醒しきっていない頭で歯を磨く。

それからマグカップにたっぷりの白湯を入れて、キッチンの丸椅子の上で膝を抱えて座りながら飲む。

カーテンも開けていない部屋は薄暗くて静かだ。

白湯が自分の食道と胃を温めながら落ちていくのをぼんやりと感じているうちに

「あれ?なんの夢を見たんだっけ?」と忘れている事に気付く。

一体なんの夢だったんだか。

でも多分、そんなに良い内容ではなかっただろうから忘れている方が良いのかもしれない。

 

どちらかと言えば夢をよく覚えている方だと思うんだけど、

夢の中で夢だと気付けたことがない。

明晰夢っていうんだっけ?

それになると、夢の中をコントロールできるらしい。

一度でいいから空を思い切り気持ちよく飛んでみたい。

いつも飛べそうで飛べない夢とか、すっごい低空飛行しかできない夢とかそんな感じばかりだ。

あと、たまにすっごく懐かしい人が急に出てきたりする。

小学生の時の同級生とか。

その夢を見るまで相手のことなんてすっかり忘れていたりするから

どうして出てきたのか自分でも不思議に思う。

それで、もしかしたら私も誰かの夢の中に出たりしてるのかな。なんて考えるともっと不思議な気持ちになる。