ドーナツホールから見える宵闇

なんとなく思ったことを書いてます

顔を隠せば美人なので

髪のコンディションがすこぶる良い。髪だけのコンディションが。正直ツヤっツヤ。ブラッシングすると天使の輪が出来る。肌のツヤが全て髪に持っていかれたんじゃないかと心配している。

 

どちらかと言えば剛毛よりの癖毛なので、扱いが難しくあーでもないこーでもないと毎朝格闘していた。一生私の言う事は聞かないものだと思っていたこの髪が、いつだって反抗期だったこの髪が、30代半ばにして、ついに素直さの片鱗を見せ始めている。

 

毛量も多く、まとめ髪をしようとしても硬い髪はピンピンと針金のように跳ねてまとまらない。ヘアピンをはね返す程の強さを持っている。

そのため結わずにいられ、且つ寝癖の付きにくい長さを考慮して肩につかない程のボブにしている事が多かった。

 

そんな私が人生で一度くらいロングヘアを靡かせてみたいという夢を叶えるべく伸ばし始めて約2年半。一度は挫折しかけて切ったこともあったけれど、ようやく肩甲骨に届くまでに伸びてきた。そしたらあら不思議。髪の自重で癖が伸び、かなりまとまるようになってきたのだ。

 

これは嬉しい。とっても嬉しい。

髪だけ見れば良い女かもしれない。

 

欲を言えば色素が薄くて柔らかい猫っ毛に憧れているがまぁ良いでしょう。

所々色素が薄いというより色素の抜け切った毛が生えてきたけどご愛嬌。そこはバシっと染めておきますから。

 

この長さになってくるとシャンプーもドライヤーもめんどくさいの極みなんだけれど、唯一の長所になる可能性を秘めているから切れなくなってしまった。

マスクを付けて帽子を目深にかぶり毛先を靡かせたら雰囲気だけは良い感じ。50メートル先から見たら美人に見える可能性がなくもない。本当なら扇で顔を隠したいところではある。

この際もう顔は捨ててこう。長所だけしっかり伸ばしていこう。

 

実は今日、念願の1人スターバックスをする事ができた。

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決め手はやっぱり「私、髪質だけは良い感じなので」という謎の自信だったと思う。

ティーラテとかいうお洒落な飲み物を頼み、お洒落な店員さんから「マグカップで提供いたしますか?紙のカップにいたしますか?」と聞かれ怖気づいて「か、紙でお願いします」と返答してしまった。マグカップで飲んでみたかったのに。

飲んでいる途中でカップの中にティーバッグが沈んでいるのに気付いて驚く。これってこういう飲み物なの?途中でティーバッグを取り出すべきだったのかまだ悩んでいる。