夫から「本当は女の子が好きなの?」と疑われた事があるくらいには女の子が好きだ。
ただそれは恋愛対象ではなくて鑑賞対象として。
つい目で追ってしまう。だって圧倒的に可愛い。柔らかそうな頬も、華奢な肩や腰も、ツヤのある髪も。痩せていてもふっくらしていても良いし、長い髪も短い髪も良い。ばっちりメイクも良い、スッピンのあどけなさも良い。もうどこを取っても良いところしかないのだ。
道を歩いていても電車に乗っていても女の子ばかり見てしまう。もちろん不快に思われないように、怖がらせないように配慮はするけれど。
ずっと見ていても飽きないから不思議だ。
それで、これを書くと「この人変態なのかな」って思われそうで少し心配なんだけど勇気を持って書くね。
あのさ、10代の女の子って本当に良い匂いがしない?
香水とかヘアオイルとかボディクリームとかじゃなくて。なんだろう、甘酸っぱいって表現したらいいのかな?果物の苺とかラズベリーとかベリー系の匂い。
部活帰りっぽいジャージを着た女子中学生とすれ違うとそんな匂いがするんだよね。
それで色々調べたらラクトンという成分が若い人の甘い香りの成分らしいんだけど、それは加齢と共に減少していってしまうんだって。
ロート製薬から出ているDEOCO(デオコ)というボディソープはそのラクトンを含んだ香りがするとのことで使ってみた事があるんだけど、私には合わなかった。
やっぱりこれじゃない感がしてダメ。もちろんDEOCO自体は清潔感のある良い香りなんだけど、天然には叶わないなと思った。
私も10代の頃はあんなに良い匂いがしていたんだろうか?その時は自分からも友達からもそんな匂いがするなんて感じたことはない。30代になってから分かるようになってきたということは、自分からはラクトンが減少していっているという事なんだろう。ああ悲しい。
道行く女の子達を見ているのは本当に楽しい。ただあの輪に混ざりたいかと聞かれたらそうではない。遠くから見ているのが心満たされるのだ。
ショートケーキもタルトもショーケースに並んでいる時が一番美味しそうで輝いて見える。食べてしまえば胸やけがしてしまうもの。