ドーナツホールから見える宵闇

なんとなく思ったことを書いてます

前髪を10センチ切った日

前髪を切った。

 


前髪はなぜが突発的に切りたくなる。

 


寝付けない夜中に、遅刻しそうで急いでいる朝に、お酒に酔った時に、昔の写真を見返した時に。

 


私は何気なく写っている自分の写真を見た時だった。

 


写真を見た感想は

 


「顔、長っ!!」だった。

 

 

 

 


前髪を伸ばして、ようやく顎まで差し掛かっていたのに。

 


その写真を見た瞬間、迷わずハサミを手に取り洗面所の鏡に向かい合った。

 

 

 

 


人相学でおでこは出した方が良いというのを聞いたことがある。

 


海外の女性も前髪を作っていないイメージだ。

 


ある程度の年齢であろう女性が前髪ぱっつんにしていて違和感を覚えたこともある。

 


それらの理由から私も前髪を伸ばし始めた。

 


もう30代だし、可愛いってタイプでもないし。

 


もちろん自分が面長だというのは重々承知していたから懸念もあった。

 


より一層顔の長さが目立つんじゃないの?と。

 


でも大好きな海外ドラマのSex And The Cityに出てくるキャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)も面長なのに前髪なしのロングヘアがめちゃくちゃ似合ってるし!と自分に希望を抱かせて伸ばしたのだ。

 


結果、「顔、長っ!!」になった。

 

 

 

まあ、そうだよね。キャリーと私じゃ顔が違いすぎる。私は下膨れていないオカメ顔だ。顎もオデコも長い。

削りたい、切実に。

 

 

その写真を見て、あまりの衝撃に躊躇なくハサミを手にした。

 


前髪を切って失敗したことがある人はいる?

 


私は中学生の頃からよく失敗していた。

 


今回はね、大丈夫。成功した、多分。

 


とっても慎重に切り進めたから。

 


小松未歩の歌の中に“前髪を少し短くしただけで生まれ変われちゃう そんな考え方が好きよ”というフレーズがある。

 


私も生まれ変わった気分で生きていこう。

氷の上に立つように危なげなこともしたい、らしい。 

 

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