ドーナツホールから見える宵闇

なんとなく思ったことを書いてます

父親との関係性

私の父親はかなり困った人で、家のお金を使いこむだけでは足りずに借金ばかりするし暴力は振るうしでもう本当に最低だった。

中学生の時から会ってないんだけど、二度と会いたくないし関わりたくないと切に願っている。 

それで考えてみたんだけれど、私の中の孤独感は家庭環境が影響しているのかもしれないなって。

もちろんもういい大人なので、全てを環境のせいにするつもりはない。

自分で選択した結果の“今”だと分かっている。

ただ始まりとして。この孤独感の始まりは家庭環境もきっかけの一つなのではないかと思うの。

 

私にとって父親は“怖い人”というイメージが強い。家で暴れたりする姿を見ていたせいだと思う。可愛がられた思い出もない。

だから理想の父親像に強い憧れを持っている。

娘を心配して送り迎えするとか、娘の写真をたくさん撮るとか、そういうお父さんが欲しかったんだよね。学校の行事に来てくれるとか。

で、私はそういう父親が手に入らなかったからか男性に可愛がられたいという願望が強いように思う。

恋人からも小さい子を可愛がるようにしてもらえると嬉しかった。

お風呂上がりに髪の毛を乾かしてもらったり、好きなお菓子を買ってきてもらったり、歩く時に手をつないでもらったり。高価なプレゼントやお洒落なデートよりもそういうのがすごく嬉しかった。

その反面、一番身近な男性である父親が怖い存在だったから、男性を心から信用するのが難しくて疑ってばかりだった。

自分が愛された経験が少ないから相手の愛情を信じられないんだよね。

そのせいでダメになってしまった関係もたくさんあった。

 

今は結婚もして毎日穏やかだけれど、ずっと胸の一番深いところには「寂しい」という感情が渦巻いている。

よく「心に穴が・・」なんて表現を聞くけれど、あれってまさにその通り。

胸に穴があいているように感じる。そこを塞ぎたくてあーでもないこーでもないと色んなモノで埋めてみようとするんだろう。

そしてこれは自分にとって一生の課題なんだと思う。

最近、本当は親にしてもらいたかった事リストを書き出してみた。その中で自分でできることがないか模索している。

わたなべぽんさん著の“自分を好きになりたい”という本を読んで真似しているのだ。

 

いつかこの寂しさが埋められたら良い。

夜眠る時に不安にならず、心細さから涙が出たりすることがなくなればいい。