ドーナツホールから見える宵闇

なんとなく思ったことを書いてます

忘れられないポエムがあるんだ

最近はもうスマホ1つあれば何でもできる時代なので、手帳も買わなくなってしまった。

学生の頃は毎年吟味して買っていたけれど、書き込む予定は友達と遊ぶ約束やバイトくらい。それでも1年間を共にするので納得のいく可愛いものが欲しくて、お店をいくつも回った思い出がある。結局最後の方はまともに予定なんて書いてなかったりするんだけど。

 

中学生の時に近所の雑貨屋さんで買った手帳が忘れられない。

表紙が夕焼けの写真になっているんだけど、そこにポエムが書いてあった。

出だしはこう。

『この切ない気持ちはなんだろう

 あなたのことを思うたびに 締め付けられる私の心

 この想いがあなたに届きますように』

この続きがもう少しあったはずなんだけれど、うろ覚えだ。

最後の一文は

『早くあなたに会いたい』

だったはずだ。

これにすごく衝撃を受けた。うまく表現できないんだけれど、多分感動したんだと思う。心が揺さぶられる感じ。

その夕焼けの色合いと文章があまりにもマッチしていて、一目ぼれした。

手帳の中にもいくつか短いポエムが書いてあり、それに似合うような小さなイラストが描いてあったと思うけど思い出せない。

ただ表紙のインパクトだけは強くて、今も心に残っている。

文章で感動した初めての瞬間だった。

翌年も同じものを買おうとしたが、その雑貨屋には同じシリーズのものは売られていなくてあきらめた。

 

あれを書いたのは誰だったんだろう。その頃は作者を調べるなんて考えはなくて、そもそもこんなに何年も忘れられなくなるなんて想像していなかった。

手帳のどこかに作者の名前が書いてあったんだろうか。

あの表紙だけでも捨てずにおいたらと後悔している。

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いつかどこかでまた巡り合えたらいいな。