ドーナツホールから見える宵闇

なんとなく思ったことを書いてます

高級チョコレートと私の舌

ああ、願わくば来世では倉敷珈琲店でノーマンリーダスと紅茶を飲めますように。

 

 

 

 

今から10年くらい前、やけにチョコレートにハマったことがあった。

 

みんな大好きチョコレート。

バレンタインには自分用に用意した。

 

 

ゴディバくらいは聞いたことがあったけど、高級チョコレートが世の中にたくさんあると知った時は興奮した。

 

そこからとりあえず有名店のチョコを買うようになった。

 

わざわざ銀座まで行ったりして。今の私からは考えられないほどの行動力。

 

やっぱり若さって素晴らしい。

 

色々なお店に行ってみて、ある日一粒1,000円以上するチョコレートを一粒だけ買って食べたことがあった。

 


そんで思った。あ、明治の板チョコが食べたい、と。

 


高級ショコラの良さは結局私にはわからなかったのだ。

 


お店の雰囲気とか、ラッピングとかブランド力は確かに魅力的。

 


そのチョコを買う自分に酔ったりもする。

 


ショップ袋もオシャレで可愛い。持ってるだけで自慢になった。

 


でも舌は、食べ慣れたスーパーに並んでいるチョコが好きだ。

 

それに気づいてから高級チョコを買うのはやめた。

 

私に味はわからない。

 

 

先日倉敷珈琲店でオペラケーキを食べていたら、ふとピエール・マルコリーニを思いだした。

 

ピエール・マルコリーニのカフェで飲んだココアだかホットチョコレート(すでに記憶が曖昧だ)はお店自体に緊張しすぎて味が思い出せない。

 

倉敷珈琲店で食べたオペラはとても美味しかったからまた食べに行こうと思っている。

 

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