ドーナツホールから見える宵闇

なんとなく思ったことを書いてます

恋し、人

もう二度としたくない事といえば『一人暮らし』だ。

人付き合いが苦手なくせに人恋しくなるタイプなので、誰も帰ってこない家というのが嫌いだ。

誰かと一緒に住んでいても、別に四六時中話しているわけではない。

それでも自分以外の誰かがいるだけで、その空間はとっても居心地が良い。

人の生活音に安心するのだ。

 

1人暮らしの時はご飯も作る気がしなくて適当だった。

静かな部屋にテレビの音だけが響いている感じがなんとも不気味で怖く感じる。

バラエティの笑い声もどこか白々しい。

とにかく早く寝ることだけを中心に考えて動くから22時に部屋はもう真っ暗だったりした。

 

子供の頃、両親共に働きに出ていたため家に1人でいる時間が多かった。

いつも家に誰かがいる友達を羨ましく思ったっけ。

実は今もそれに憧れていたりする。

自分の帰りを待ってくれている人がいるというのは幸せなことだ。