ミルクティーにブランデーを入れる飲み物があるとつい最近知った。
調べてみると角砂糖にブランデーを染み込ませ、それに炎を付けてアルコールを飛ばしてからミルクティーに沈めるらしい。
なんて素敵なんだろう!
どうして今まで出会えなかったんだろうか。
私はお酒が得意ではないけど、アルコールは飛ばすらしいのでぜひとも飲んでみたい。
懸念点としてはブランデーの風味だ。飲んだことがないから想像がつかない。
ネットで色々調べてみても結局はわからなかった。
よくお酒の紹介として“芳醇”とか“まろやか”とか“フルーティー”とか“口当たりが良い”だとか言われるが、「なるほど」と思えたことがない。
ワイン好きの方から「このワインはフルーティーで飲みやすいよ」とお薦めして頂いた物を飲んで驚いたことならある。
私とその方とでは“フルーティー”の概念が違うらしい。
私が想像したのはバブリシャスのガムやトロピカーナオレンジジュースだったのだが、そのワインは果物の爽やかさを微塵も感じさせず私の舌にビリビリと嫌な刺激を走らせた。
一口頂いて言葉に詰まる。
「美味しい」とはとても言えない。
「不味い」とも言えないけれど。
ようやく捻り出した感想は「渋いですね」だった。
それ以来ワインは苦手だ。
お酒の味は分からないけれど、お酒にまつわるアイテムは色っぽい物が多い気がする。
ミルクティーなんて可愛い飲み物でさえ、上からブランデーを垂らす瞬間を想像するとドキドキする。
どこか飲めるお店がないか探してみよう。