ドーナツホールから見える宵闇

なんとなく思ったことを書いてます

甘ったれた世界

この先自分がどんな世界で生きていきたいのか考えてみる。

 

結構空想的なんだけど、出来るだけ綺麗な物に囲まれていたいなと思った。

出来るだけ綺麗な世界で、綺麗な言葉で、綺麗な感情に溢れて。

 

 

一般常識問題は苦手な方だと思う。昔から社会科系の成績は悪かった。

地理も歴史も政治経済もいまいち分かっていない。

 

そんな自分が恥ずかしくて、ちゃんと勉強し直そうとニュースを熱心に観るようにしていた時期がある。

しかしそれを続けていくうちに気分が重く、滅入ってしまう日が多くなっていった。

 

残酷で理不尽な事件、名前も知らない人々の怒りや悲しみが耳に入れば辛くなる。

 

世の中は物語のように大団円にならないことが多いし、誰が正義で正しいのかなんて立場によって簡単に変わってしまう。

 


そういう割り切れない物事を目の当たりにすると消化できない感情が渦巻いた。

 


知りたくなかった事件を知って食欲がなくなったり眠りが浅くなったり。見えない何かに追われている緊張感を覚えたり。

 

人も、夜道も、お金も、公園も。目に映る全てが彩度を落としたみたい。

 

 

だから私はそれらから距離を置くことにした。

多すぎる情報から、自分には受け止められない情報から敢えて目を逸らすことにしたのだ。

 

 

 

自分の中には出来るだけ面白いこと、楽しいこと、嬉しいことを詰めておきたい。

 


子どもっぽい考え方だと言われるかもしれないけれど、否が応でも大人になってしまう私たちにはこれくらい甘ったれた思考があっても良いのではないのか。

 

 

シーグラスが好き、黄色の落ち葉が好き、甘いココアが好き、夏祭りが好き、犬が好き、イヤリングが好き

 


たくさんの“好き”な綺麗なものに囲まれた、甘さで水の底に沈むラメみたいな世界に生きていきたい。

 


それって少し夢見過ぎかな?

 

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美味しい世界を召し上がれ。

 


でも世界地図くらいはちゃんと覚えようと思っている。