歩け歩け

小学生の時、“歩け歩け遠足”というのがあった。

その名の通り長距離の遠足だ。

といっても小学生が安全に往復できるルートなので、今考えるとそこまで長距離ではなかったように思う。

学校から1番近い川の方を目指して行って、土手でお弁当を食べて帰ってくる。

遠足の日はいつも晴れていたような記憶だ。

暑くも寒くもなかったから春か秋だったのだろう。

清々しく爽やかな青空だった。

そんな何気ない風景がこんなにも記憶に残るなんて思ってもなかったな。